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世界ラリーレイド選手権(W2RC)マニュファクチャラーズ選手権4連覇中のトヨタ・ガズーレーシングW2RC(TGR W2RC)は、タイトル防衛に向けて2026年に投入する新型マシン、トヨタDKR GRハイラックスを公開した。ボディワークは、トヨタ・デザイン・オーストラリアが設計を担当した。
今季のW2RCでは、マニュファクチャラーズ選手権に加えて、ドライバーズ選手権でもルーカス・モラエスが初めてタイトルを獲得。この成功は、象徴的なトヨタ・ハイラックス・ピックアップをベースとするDKR GRハイラックス車両の強さと、ドライバー、ナビゲーター、チームメンバーのパフォーマンスを強調している。
2026年もW2RCの開幕戦を務めるサウジアラビアを拠点とするダカールラリー(1月3日〜17日)で、チームは4度目の勝利を目指す。
新型マシンの設計について、トヨタ・オーストラリアの販売・マーケティング及びフランチャイズオペレーション担当副社長のシーン・ハンレーは、トヨタ・デザイン・オーストラリアが新型DKR GRハイラックスに施したスタイリング作業は、現地市場に存在する創意工夫と専門技術を示したと語る。
「新型DKR GRハイラックスは、トヨタのエンジニアリングの最高峰であり、限界を押し広げるという決意の結晶。そしてボディワークは、トヨタ・デザイン・オーストラリアによってメルボルンで設計された。我々のチームが世界最高峰のラリーに挑み、トヨタが体現する品質、耐久性、信頼性を世界に示してくれるのを心待ちにしている」とハンレー。
トヨタのパートナーであるオーバードライブが、旧型DKR GRハイラックスの開発責任者であるクリスチャン・ロリオー、グリン・ホールという名エンジニアの助言を得て開発した新型DKR GRハイラックスは、当面はTGR W2RCチームが運用し、2026年後半にはプライベートチームにも提供される予定だという。
新開発のチューブラーシャシーを採用し、ねじり剛性を高めながらも軽量化を実現。さらに整備性を向上させており、迅速なメンテナンスが勝敗を分けるダカールラリーのようなイベントにおいて極めて重要な要素となっている。
さらに、過酷な負荷に耐え、より高速で頑丈な車両性能を実現するために開発された強化トランスミッションも搭載されている。シーズン最長の15日間、ステージ区間約5,000km、リエゾン2,500kmに及ぶ過酷なダカールラリーに備え、現在包括的なテストプログラムを実施中だ。
ドライバーズラインナップも更新され、オーストラリアのニューサウスウェールズ州出身でダカールのモト部門では2回の優勝を経験しているトビー・プライスが、TGR W2RCからのデビュー戦を飾る。プライスは、25年のダカールにトヨタ・ハイラックスでプライベーターとして参戦している。26年のダカールでは、ナビゲーターに、25年にルーカス・モラエスのドライバーズタイトル獲得を支えたアルマン・モンレオンを迎える。
チームメイトには、南アフリカのヘンク・ラテガン/ブレット・カミングス、米国の成長株、セス・キンテロ/アンドリュー・ショートがTGR W2RCを継続する。
2026年のW2RCはダカールで開幕した後、ポルトガル、アルゼンチン、モロッコ、アブダビと全5戦で戦われる。




