ダカール2026 ステージ8:20歳のサオード・バリアワがステージトップタイム。総合優勝争いは4分差の激戦に - RALLYPLUS.NET ラリープラス
現地速報がすぐわかる! バックナンバーが読み放題。ラリプラLINE限定コンテンツ配信中

ダカール2026 ステージ8:20歳のサオード・バリアワがステージトップタイム。総合優勝争いは4分差の激戦に

©X-RAID

ダカールラリーの2026年大会は1月12日、今大会最長となるステージ8、ワジ・アル・ダワシール〜ワジ・アル・ダワシール間の481kmを走行。TGR南アフリカの20歳、サオード・バリアワ(トヨタ・ハイラックスIMT EVO)がステージウインをマークした。

結果的に高速ルートとなったこの区間では、タイム差はごくわずかで、7台が2分以内にひしめく大混戦。ステージを制するためには、わずかなミスも許されない状況だった。昨年のダカールで、史上最年少でステージウインを獲得しているバリアワはこの日、26番手スタートから驚異的にジャンプアップ。各タイムチェックポイントで着実に順位を上げ、最終的にヘンク・ラテガン(トヨタDKR GRハイラックス)に3秒差ながらトップタイムでこのステージをフィニッシュした。

一方、ラテガンはこのステージで総合首位に立つナッサー・アル‐アティヤ(ダチア・サンドライダー)との差を1分縮め、ナニ・ロマを抜いて表彰台圏内に戻ってきた。マティアス・エクストローム(フォード・ラプター)は、トップから30秒差の3番手タイムでこの日をまとめ、総合2番手の座を堅守し、アル‐アティヤとの差も4分に縮めている。

A.S.O.

「風が強く視界が悪くて難しかった。上位にとってはチャレンジングな一日だった。木が多い場所があり、高速でヒットしたのでマシンに少しダメージを負った」とエクストローム。
アル‐アティヤは 「難しいステージだった。フィニッシュ近くでミスをしてしまい、3分くらいロスをした。ステージ全体のパフォーマンスは悪くなく、致命的なロスはなかった」とこの日の難しさを語っている。

A.S.O.

A.S.O.

ステージ8を終えた時点で、トップ5の差は休息日よりもさらに縮まり、カルロス・サインツ(ラプター)も、首位からの遅れは10分39秒遅れ、6番手のセバスチャン・ローブ(サンドライダー)も17分差以内に留まっている。

A.S.O.

A.S.O.

ステージ9と10は、今回2回目のマラソンステージ。ステージ9は、ワジ・アル・ダワシール〜ビバーク・リフュージュ間の410kmを走行する。 アル‐アティヤを追うライバルたちにとっては、戦術を完璧に遂行しメカニカルトラブルを回避できれば、追いつくチャンスとなるかもしれない。

ダカール2026暫定結果(ステージ8終了時点)
1 N.アル‐アティヤ(ダチア・サンドライダー) 32:32:06
2 M.エクストローム(フォード・ラプター) +4:00
3 H.ラテガン(トヨタDKR GRハイラックス) +6:08
4 N.ロマ(フォード・ラプター) +9:37
5 C.サインツ(フォード・ラプター) +10:39
6 S.ローブ(ダチア・サンドライダー) +17:25
7 M.ガスリー(フォード・ラプター) +23:00
8 M.セラドーリ(センチュリーCR7) +25:04

2台のトヨタ・ランドクルーザー300 GRスポーツがストッククラスを戦うチームランドクルーザー・トヨタオートボデーは休息日を明けてステージ7、501号車の三浦昂が砂丘ステージを快調に走り切って、クラス4番手のタイムでフィニッシュ。503号車のロナルド・バソは、再度ステアリングトラブルに見舞われたが、クラス5番手のタイムで走り切った。累積順位ではバソが3番手をキープ、三浦も5番手につけている。

三浦は「SSはほとんどがハイスピードで、砂丘もタイヤの空気圧を下げずに速度を維持して抜けられるものでした。前半戦の最終日も期待外れで、今年はまだ大変なコースが出てきません。ランクルの良さを発揮するためにも早く難しくならないかなと期待しているのですが…」と語っている。

日野600シリーズでプロトタイプトラックのT5クラスに参戦する日野チームスガワラは、高速コースで副変速機のLレンジを効果的に活用し、クラス11番手のタイムでフィニッシュ。累積順位のクラス8番手を維持している。

菅原は「ツイスティな区間もあったものの全体にハイスピードの一日でした。クルマは調子良く、砂丘も順調に越えられました。距離が長いので日没が心配でしたが、明るいうちにゴールできて良かったです」と好調を語っている。

RALLY PLUS