©Naoki Kobayashi
2025年シーズンWRC第13戦ラリージャパンは、11月9日(日)に最終日の6SSを実施。WRC2は、初日からトップを快走したアレハンドロ・カション(トヨタGRヤリス・ラリー2)が優勝を果たした。今回が日本での最後の参戦となるヘイキ・コバライネン(トヨタGRヤリス・ラリー2)は、ドライビングに苦しみながらも、クラス4位で走り切っている。
──まずは4度目のWRCラリージャパン、4位入賞おめでとうございます。
「4位で走り切ることができて、ホッとしているよ。無事にラリーを完走できたことはうれしいけど、全体的なパフォーマンスには少しガッカリしている。もう少し上を目指していたからね。今回は思った以上に力が出せなかった」
──土曜日まではドライ、最終日は一転してウエットコンディションになりました。
「今日は朝から雨になったけど、午前中のループが本当に難しかった。あまりにもコンディションが危険で、自信を持って走ることができなかった。2回目のループではタイヤのフィーリングも少し良くなって、走りやすくなったけどね。クルマの感触としては、乾いた路面よりも濡れた路面の方が少しだけ良かったかもしれない。でも、完璧ではなくて、十分な自信は最後まで持てなかった。難しいラリーウイークだったし、やっぱりWRCのレベルはすごく高くて、トップ勢と戦うのは簡単じゃない。もうトップに少し近づけると思っていたけど、そうはいかなかった」
──最後に日本のラリーファンにメッセージをお願いします。
「夏の時点で、ラリージャパンが日本での最後のイベントになることが分かっていたから、冷静に走り切ることができた。これまで応援してくれた日本のファンに心から感謝したい。日本で、僕は11年間も戦ったんだ。SUPER GTで7年、ラリーで4年だね。日本という存在は僕のキャリアの大きな一部になっている。たくさんのファンができたし、多くの大切な友人もできた。その友情はこれからも続いていくと思う」
──これから2年間は、イタリア選手権に参戦することになりますね。
「僕にとっての大きな章が終わり、新しい章が始まる、そんな気持ちかな。不思議な感情だけど、悪くない気分だよ。でも、これからも日本には来るつもりなんだ。家族や息子を連れてね。一緒に日本の文化を学びたいと思っている。競技として走ることはしばらくないけど、日本との縁はこれからも続く。来年からはヨーロッパでの挑戦が始まるけど、引き続き応援してもらえたらうれしいな。そして、アイセロ・レーシングとも再び一緒に活動できるように取り組んでいるところなんだ」




